高血圧症
高血圧とは
高血圧症は大きく2つに分別できます。
原因になりえる病気が特定できない「本態性高血圧症」と、腎臓病や血管異常などの病気が原因でなる「二次性高血圧症」です。
このうち90%以上を占めるのが本態性高血圧症といわれています。
また、比較的軽度の高血圧が、最高血圧140~159、または最低血圧90~99とされています。
睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群が原因で高血圧になっている方も多いため、睡眠について気になる方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けられることをお勧めします。
高血圧症の症状
以下の項目に心当たりのある方は、高血圧症が疑われます。一度、診察を受けましょう。ご自宅で市販の血圧測定器を使って血圧をはかると、簡単にチェックできます。八尾市や近鉄河内山本駅周辺にお住まいの方は京井クリニックまでお越しください。
・ちょっと歩くだけで、胸苦しさを感じる。
・階段を上ると、息が切れる。
・入浴時に気持ち悪くなる。
・足がむくむ。
・頭がフワーとすることがある。
・頭が重い。
高血圧症になりやすい人
高血圧症にかかりやすいかどうかは、生活習慣が大きく関係しています。以下の項目をチェックしてみてください。
・家族や身内に高血圧症の人がいる。
・塩辛いものや、味付けの濃い食べ物が好き。
・太っている。
・いびきをかく。
・ストレスを抱えている。
・煙草を吸う。
・お酒をよく飲む。
高血圧症の危険性
高血圧症の状態が長期間続くと、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。
動脈硬化が進んでいくと、眼底出血や脳血栓を起こし、それによって視力に障害が出たり、手足がしびれたり、また胸痛、不整脈、腎硬化症などが起こります。
高血圧症の治療
高血圧症は、将来的に心臓や血管の病気、脳卒中を引き起こす原因になります。血圧を下げるだけでなく、危険因子を減らすことが重要です。
高血圧のほかに、糖尿病や高脂質症、肥満などを抱えている方は、総合的な治療に取り組みましょう。
八尾市の京井クリニックでは、検査にあたりまずは食事内容などの問診、そして、心電図、心臓のレントゲン撮影、血液検査を行います。
・腎性高血圧症の有無や、合併症である心臓肥大が見られないかなどを調べます。
・食事や運動の指導、薬物治療などを患者さまとご相談しながら進めて行きます。
・薬物によって血圧を急激に下げるのは危険なため、薬は、量を調節しながら処方します。
・ご自宅でも血圧計をはかり、記録を付けていただくと、次回の治療の参考になります。
食事療法
2005年度版の「日本人の食事摂取基準」によると、1日の塩分摂取の目標値は、男性が10g未満、女性は8g未満であるのに対し、日本人の塩分摂取量は、1日平均11~12gといわれています。
高血圧の場合は、さらに少ない塩分摂取が求められます。日本高血圧学会の定めた目標値は1日6g未満(高血圧治療ガイドライン2009年版による)となっています。
また、お酒や脂質の摂取量も制限し、体重を維持します。
塩分摂取量を減らすには、次のような点に気を付けてください。こうした食事療法を心がけることが、高血圧症の予防につながります。
・漬けものに醤油をかける、麺類のスープを飲み過ぎるのをやめる。
・だしや酸味など、味付けに工夫して薄味に慣れる。
・外食を減らす。
・体内の余分な塩分を排泄する作用のあるカリウム(新鮮な野菜や果物などに多く含まれる)を摂る。
その他
・無理のない範囲で、適度に運動する。
・禁煙する
生活習慣を変えていく必要があります。
何が良く、何が良くないかも分からない状態では、改善は期待できません。
八尾市の京井クリニックでは、初診には特にお時間をお取りしています。
お気軽にご相談ください。