不整脈
不整脈とは
心臓の収縮のリズムが乱れ、
早くなったり遅くなったりする状態を不整脈といいます。
期外収縮(脈が飛んだり打たなかったと感じる)・体調などの状態などで起こる心配のないものが少なくありません。
しかし中には心臓病から起こる場合もあるので注意が必要です。
心室細動とは
不整脈の中でも、特に心房が細かく振動するものを心房細動と呼んでいます。心臓から送られる血液の量は正常時とくらべておよそ20%低下し、肺や下肢静脈などはうっ血します。そして、血流が滞ることによって心房に血栓ができ、これが他の臓器に移動すると脳梗塞などを引き起こすことになります。高血圧の方、高年齢者、心臓疾患になったことのある方、ストレスを抱えている方は心房細動になるリスクが高いため、脈の乱れや胸の違和感などがありましたら、すぐに診察を受けるようにしましょう。
不整脈の症状
不整脈には、いくつかパターンがあります。
八尾市にある京井クリニックには、動悸が激しくなったり、胸部に不快感が現れたりしたために来院される方が多くいらっしゃいます。
心拍が遅すぎると、目眩、ふらつき、不快感、失神、むくみといった症状が現れ、心拍が速過ぎると、動悸などの症状が現れます。
まずは心電図やホルター心電図で心臓の動きをきちんと知ることが重要です。
胸部に違和感や痛みを感じた方はすぐにご相談ください。
不整脈になりやすい人
不規則な生活で寝不足や過労が多い人、ストレスを抱えている人、神経質な人ほど、かかりやすいといわれています。
タバコの吸い過ぎなどもよくありません。
不整脈の危険性
症状によっては、生命に関わります。
ふらつきやめまい、意識がフワーと飛ぶ、脈拍がゆっくりといった症状の原因が不整脈の場合、精密検査が必要です。
また、家族や親せきに、突然死をした人がいる場合も、ご相談ください。
不整脈の検査と治療
検査には、心電図を使います。来院時は症状が落ち着いていることが多いので、24時間心電図のデータをとることができる「24時間ホルター心電図装置」を付けていただく場合があります。
24時間ホルター心電図装置を付けている間、安静の必要はありません。普段通りに過ごしてください。
八尾市の京井クリニックでは、患者さまの日常生活の様子をお聞きした上で治療方針を決めていきます。たとえば、神経質なタイプの方には、不安を抑える薬で症状が改善することがあります。
不整脈の予防
可能な限りストレスを避けるようにしてください。
規則正しい生活をし、十分な睡眠をとりましょう。
不整脈は怖い病気です。違和感を感じたらすぐにかかりつけ医にご相談ください。